いろいろな記録

けーげるさんが色々した時のやつ

メモ PMP試験合格虎の巻 Act.1

そういえば

PMPの研修を受ける予定だったのだが、休職で全キャンセルとあいなったのを思い出した。以前PMBOKはさらっとながめたのだが、問題集はなんもやってなかったなーと引っ張り出した。

多分復帰までにまだかかるはずなので、苦手分野の洗い出しと正答率を記録しとく事にする。

※ちなみに来年改訂されるけど、軽微っぽいから現行の第5版でやっていく。

 

やったのはこれ

もう何冊かあったけど、まずは評判良さそうなこれから。

PMP試験合格虎の巻 第5版対応版 (PMP試験対策)

PMP試験合格虎の巻 第5版対応版 (PMP試験対策)

 

分野ごとの正答率

表にするにあたりnumbersからコピペで持ってきたら、楽だったけどHTMLが辛いことになったので、次回はMarkdown記法とかでやろうかな。

カテゴリ

2017/08

マネジメントフレームワーク

50%

マネジメントプロセス

60%

統合マネジメント

60%

スコープマネジメント

60%

タイムマネジメント(スケジュールマネジメント)

55%

コストマネジメント

30%

品質マネジメント

50%

人的資源マネジメント(資源マネジメント)

50%

コミュニケーションマネジメント

40%

リスクマネジメント

65%

調達マネジメント

60%

ステークホルダーマネジメント

45%

プロフェッショナルの責任と役割

50%

total

51%

不合格!残念!!

 

とりあえず

正答率低めのとこから詰めて行くか。次回は2ヶ月後くらいかな。 

 

以上

 

 

 

 

 

本を読む ハーバード流 キャリア・チェンジ術

読んだ本

ハーバード流 キャリア・チェンジ術

ハーバード流 キャリア・チェンジ術

 

読みたいと思ったきっかけ

会社に勤め、そこそこのキャリアを積み、ぼちぼち能力を認められて、さぁこれから!という時に酷い病気になる。そのような事が本当に起こりうるのが、無常である人生だ。

今まで積んできた積木が崩れ、以前と同じように積む事が出来なくなってしまった場合、病気になる前と同じキャリアパスを歩けるのか、また別のキャリアを積む必要があるのか、悩みや不安だけは日々積み上がる。

僕の人生とは無関係にkindleの半額セールは無常にも頻繁に行われており、この本についてはそこで見つけ、タイトルに惹かれて買ってみた。キャリアチェンジのワードは、転職とはまた違った響きがあり、今後生きていくのに何か役立って欲しい、そんな思いもあった。

まぁとにかく将来が不安なのです。

 

読んだ結果

まず、前提として、この本の著者は欧米の方であるため、日本のキャリアチェンジと大きく異なる前提で記載されている事を意識しなけらればならない。著者の国では転職は当たり前だし、社会人から大学院へ戻り、知識をアップデートしてからまた企業に戻る事ができる。

翻って…まぁいいや。この私こと読者は日本企業に属し、クビにならなければ勤め続けたいとの想いがある。ということで、事例についての教訓は、社内でのキャリアチェンジに使えないかと適宜読み換えることにした。

 

内容としては転職というより、自分の仕事や人生への付き合い方を見つめ直すための本。いくつかの事例から方法論を学ぶ必要があるが、方法論だけではダメで、泥臭く自己認識と向き合って行動していかなければならない。とされている。

本では自分のやりたい事を回り道してでも見出して行くような流れを良しとしており、自分のアイデンティティとは何だろねと、普通の転職テクニック情報本とはまた違ったテイストかな。

将来への変化は、自己のアイデンティティの変化が起こり、その中で変化の過程が苦しい、めっちゃ苦しい。生活も家族もある、その上で自分が本当にしたい事は何か、そして人生を見つめ直しましょう、そしてやっていくことだと。

 

最後に

で、どこらへんがハーバード流だったの…?という疑問は残りつつ、どう自分のキャリアを考えていくかというところに立ち返る。正直、書いてある事は理解したが、自分の中でどう活かして行くかが腑に落ちていない。

以前よりちょいちょい転職については本を読んだりしていたが、なかなか変化へのビジョンや踏ん切りがつかず、特にアクションを起こさないまま過ごしてきた。現在は仕事を長期で休んでおり、自分の体と仕事について長く不安を抱えながら過ごしている。

実例の中の「長期休暇で特に必要ない事を試して自分への認識を変えられる」部分は、自分に沁みる言葉になっていて、長期休暇中の自分の指針の一つにできるかな。ここを転機に、今までの仕事の延長線上にある道でなく、少し違った道を選んでみるのもいいかな。

と早く復帰して何かしらアクションを起こしたいなぁ。 職場復帰してからもう一度読み返したい。

 

以上 

病気とのあれこれ 握力がない生活

大変だ、利き手握力がなくなった!指が思うように動かない!

という感じで、末梢神経障害や筋力低下はては拘縮?みたいな感じで手の握力が徐々になくなり、右手でペンも握れなくなってました。

本当に徐々に弱っていってたので、いつの間に?って感じの弱り方だったのですが、痺れてるし力が入らないからと左手を使ってしのいでたら、どんどん日常生活に支障が出る感じに。

 

支援グッズを買おう

日常生活に支障が出始めると、精神的に余裕が無くなるそこのアナタ!そんな方にオススメなのがこちらの商品!100円ショップとかにも類似品あるので、そんなんでもいいです。僕が買って便利だったもののみを並べます。

 

  • 薬が飲みづらい、どっか飛んでく

薬、特にプレドニンとかのちっこい錠剤はすぐどっか行ってしまいます。手の握力が無くなったり、痩せてしまうと下手すると指の隙間からなくなります。そんな時はオブラート!

 

ピップ 袋オブラート 100枚入

ピップ 袋オブラート 100枚入

 

僕はこのモスバーガーの包み紙の形状のオブラートというか、円錐状のオブラートを使用しました。付属の台に円錐オブラートを差し込んで、立てたまま薬を入れていけるので散らばることが防げてスムーズに飲めます。薬を出すときに包装の金属のとこが入らないように気をつけましょう。

今はゼリーでくるむ奴とかも出てるので、そこらへんは自分に合ったものを試してみましょう。

 

  • ペットボトルの蓋が開けられない

ペットボトル開けられないと結構つらい。無菌室に入れられるような人間は、開封して2時間経ったペットボトルの水やお茶を飲んではいけないなどのルールが設定されますが、在庫のペットボトルが開けられないと水分補給もままならない。そこでこれ。

マーナ G+ らくらくオープナー K100

マーナ G+ らくらくオープナー K100

 

これはなかなか活躍してくれてます。100円ショップとか病院の売店とかに類似品は売ってるかもしれません。使いすぎるとなんとなくゴム部分が滑る感じになってきたので、1年くらいで買い替えかな…

 

  • 箸が持てない

これはちょっと頑張って鉛筆握りやスプーンフォークで頑張ってみたのですが、やはりお箸で掴んで食べたいという気持ちがあったので買いました。

箸ぞうくんII グリーン 右手用

箸ぞうくんII グリーン 右手用

 

ちょっと高いのと、食卓に置いたときにバランスが悪くて倒れるのが難点ですが、箸で掴んで口に運ぶのに全然力がいらないので、めっちゃ買ってよかったです。食洗機に対応してるのも地味に嬉しい。

使用感が良かったので、最近2本目を買った。2本目はちょっと違う色にしようと思い、赤を買ったら少し箸部分がほんの少し短い(1cmくらい?)ヤツだったので、買うときはちょっと注意が必要かも。長さは完全に好みかな。長いのも短いのも問題なく使えてます。

手の症状によってアタッチメントをオーダーメイドしてくれるので、必要な方はメーカーサイトを見てください。

 

  • 目薬がさせない

病院でも家でも空調はしっかりしてくれますが、湿度はなかなか難しい。特に乾燥しがちな上に病気や薬の副作用で目がおかしくなります。目薬をさしたいのに、握力が足りなくてなかなか目薬出て来ないのはかなりつらい。そういう時はこれ。

川本産業 らくらく点眼3

川本産業 らくらく点眼3

 

点眼補助ってなんやねん。と最初思ってましたが、これがなかなか便利。目薬を器具にセットして、目に当てて握ると目薬が出てきます。指2本ではなかなか出て来なかった目薬が、指全体の握りでスムーズに出てきます。感動。

固定がイマイチな時は目薬セット時に底にティッシュを挟むと安定しますが、結構ふとした拍子にバラバラになるのでめんどくさいみが強い。最初は目薬投下位置の調整が難しいですが、首の角度など探りましょう。

物理的にセットできる目薬は基本的に処方される目薬が中心なので、四角いやつとか丸いやつは無理です。ソフトサンテアなら行けるかも。

 

  • 爪が切れない 

握力がなくなったり、爪の生え替わりで二枚爪になると爪切りの難易度が急激に上がります。無理に爪を切るよりも、もう削っちゃえばええやん?という発想の転換です。男性はあんまりネイルケアしないので、削る発想なかなか出て来ないので、こういうのも取り入れていきましょう。  

資生堂 エメリーボード 502 5枚入

資生堂 エメリーボード 502 5枚入

 

正直、どれがいいのかよくわからんので、資生堂のを買いましたが、100円ショップとかにも売ってるようです。Amazonももう少し安いものや、ガラス製金属製のものが売ってます。これは身近に若い女性がいないというハンディでよね…

使用してみたけどあんまり爪削れなかったよ…爪切りを相変わらず使用してるわけですが、やすりがけが簡単なので、これはこれでまぁいいか。という感じで課題が残っています。
 

  • ボタンが留められない、ジッパーが上げられない

手先も満足に動かないとボタンを留められなくなるし、ジッパーが上げられなくなります。これで手持ちの衣服が着られるものと着られないものに二分されてしまいます。

正直、これについては解決法がなかなか見つからず、服自体をボタンやジッパーがないものに変えていくような対処をとりました。

どうしてもボタンのあるシャツなどを着たい時は、ボタンエイドというボタンを引っ掛けて留めるグッズがあるので、探してみてください。

 

根本的解決は

リハビリあるのみだとは思いますが、やはり日々の生活は普通に送らないとやってられんので、こういうグッズを買うことで無駄なストレスをなくしていくらかマシなライフを送りましょう。

 

以上

本を読む 簿記を勉強しよう!その1.5 息抜きで株を勉強しよう!

勉強だけでは

だれるので、株式投資のための本も読むことにした。簿記を始めたのも半分はB/S、P/Lとかを読めるようになりたいという動機があったからだし。

 

読んだ本と所感

なんかネットで見てたサイトで見つけた初心者向けの本を2冊購入。

この本は、 僕みたいな初心者向けに、余剰資産でまず損をしない投資のルールを自分で持ちましょ。という感じの本。基本的なチェックすべき財務諸表の項目などの説明もさらっと書いてあるので、最初に読む本にしては当たりだったかな。株価が下がり傾向の時どうするかや、精神面の話まで書かれてるので時々読み返しておきたい。文庫サイズなので、手軽に読めるのもいい。

まだ証券会社に口座も作ってねーのに、何を…という感じだけど、何となく始めてしまうよりはこういう本で多少耳学問を深めて、イメージトレーニングしておくのもいいか。

 

お次はこれ。

昇格期待の優待バリュー株で1億稼ぐ!

昇格期待の優待バリュー株で1億稼ぐ!

 

この本は、基本的な情報収集と分析をどうするかと、優待株の活用や今後成長して株価があがって行きそうな株をどう探していくかという事が内容のメインとなっている。著者の方が運用成績的な情報をブログで発信されたりしてるのも中々面白い。

元々はあんまり優待には興味なかったけど、配当の金額考えるとなかなか捨てたもんじゃないというか、活用すべきかな。というとこも視点として持っておきたい。成長株については、東証一部に鞍替えする兆候みたいなのをキャッチするコツが載ってるので、こういうのも情報収集しながらやっていくのが良さそう。

 

で、肝心の簿記は?

が、がんばるぞい!

 

以上

病気とのあれこれ 情報をどこから得たか

はじめに

病気、特にがんを患った場合、患者の得られる病気の情報は、基本主治医からとなります。ここは間違えないでください。

とはいえ、診断がついたら自分の病気で命に関わるものは詳しく知っておきたい。でもインターネットで検索しても、虚偽しか書いていないキュレーションサイトや、専門医でもないのに治療しない法を書き散らした本を出してる医師免許所持者、はては先端医療を騙るクリニック(↑↓の広告はダメなのでクリックしないこと。)や、効果のない食事療法、効果のない漢方・整体などどうしようもない情報がわんさか出てきて途方に暮れる事でしょう。

 

基本的に

種々の検査結果から判断され、主治医から説明された標準治療が正しいはずです。(がん診療連携拠点病院である前提ですが…)どうしても信じられない場合は別病院のセカンドオピニオンを受けましょう。

そういう病院には看護師の中にも患者がどうすればいいかケアをしてくださる方、病院の専用の相談窓口もある場合が多いので、そういう所も活用しましょう。

 

情報が欲しい場合

  • インターネット

国立がん研究センターのサイトを読みましょう。色々病床で検索しましたが、基本的にここの情報が基本です。充実した情報が得られます。他のところはなかなか信用できるところがないため、出来れば見ない方がいいです。

HOME:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

 

  • 書籍

私が読んだ本は以下です。専門書で高いので自分に該当するとこだけ図書館で読みましょう。何で腫瘍が出来るのかのさわりの知識と、治療薬が妥当かをなんとなく理解でき、まぁ主治医正しいな。という感じになれました。

やさしい腫瘍学―からだのしくみから見る“がん”

やさしい腫瘍学―からだのしくみから見る“がん”

 
がん診療レジデントマニュアル 第7版

がん診療レジデントマニュアル 第7版

 

僕達素人が読んで理解できる参考になる本は殆どありませんが、変な本を掴んでしまうよりはまだ医学書の方がマシです。図書館や書店では医学書の並びで素人を騙すクソみたいな本も並んでいるため、本当に気をつけましょう。

国立がん研究センターの発行している本は基本的に信用してもいいと思いますが、上でリンクを張ったサイトで無料でPDFが公開されているものもあるので、まずは確認した方がいいと思います。

 

とりあえず

情報が少ないと不安という心情は理解しますが、変な情報で心を乱されない事も重要です。

とにかく主治医や看護師、病院スタッフとコミュニケーションを取って、説明を受けて情報を仕入れましょう。

 

他人の闘病日記ブログは

僕は個人的にはほとんど読みませんでした。他人の不安に自分が影響されるのを防ぎたかったのと、各人の病気の種別や治療は異なるため、ほぼ情報として参考にならないからです。


以上

 

病気とのあれこれ 病気と病院関係者とのこと始め

はじめのはじめに

このブログにおける、病気とのあれこれタグの記事については、僕の経験した時点の出来事と主観によって記述しています。

記事の内容について本ブログ読者の参考になることを祈っていますが、参考にならない箇所や時間の経過で無価値になるものなども出てくると予測されます。

情報については多くある方が安心することは出来ますが、常に妥当かどうかの取捨選択は自分で行う必要があることだけは心に留めておいてください。特に医療の情報については。

というか、ノウハウやテクニックの共有こそが目的なので、つらつらと書くのはなるべく少なくする予定です。(心構えとかはできればこの記事だけにしたい。)

 

病気を治療していくために

大病になると忘れがちですが、家族、医師と看護師、あと様々な医療関係者と協力してもらって治していくという原則を忘れないように治療を受けました。

専門家に情報を提供してもらうにしても、最終的には自分で決めることで、自分で納得感を得ながら治療を受けて行かないと、病院におんぶに抱っこだけでは、なかなかに厳しい運命に抗って行くには心許ないんじゃないかなと考えます。

結局のところ最大の当事者は患者である僕なので、可能な範囲での意思決定を自分自身で行ってきたと思っています。思ってるだけですが。また、自分の病気や自分の体に一番詳しいのは自分であることも重要かと思います。診てくれていた医師達も治療の選択肢についてはリスクとベネフィットをきっちり説明してくれたので、安心して一種賭けのような治療にも飛び込めたのかなと思います。

 

病院選びについて

僕の場合は幸運なケースで、たぶん参考にならないかもしれません。職場付近のかかりつけのような医師に診てもらっており、精密な検査が必要と判断された時点で即大病院へ紹介状を書いていただけました。「自分で診たい気持ちはあるが、設備の不足や検査に時間がかかって手遅れにしたくない。」と言ってくれたのが嬉しかったです。

紹介して頂いた大病院で様々な検査をして、診断を確定することができました。僕の場合は当初の予定では通院治療がベースで、ガイドラインに沿った治療になると説明を受け、住んでいた家の近くの大病院の方が通いやすいのでは?と提案されましたが、職場と家の中間地点であったため、逆に好都合と最初に紹介してもらった所で治療を受けることとしました。そういう事をざっくばらんに話してくれる所はポイント高いように感じます。

ほとんど運と縁で決まったような流れですが、一応診察科の多様性や院内に放射線治療施設があることなどは事前に調べていたので、必要かつ十分な条件は揃ってたかなと思います。外来の受診までの時間を潰す場所はあんまりなかったけどね…

 

ということで 

のっけから何も参考にならないのですが、大事なのは自分が病気治療の主役であること、病院については事前に調べておく事かなと思います。

医師については、誠実な人達に担当頂いた幸運があったため、何もアドバイスは出来ません。ただ、病院として患者にどう向き合うのかの方針というか、カラーみたいなのはあると思うので、合う合わないの要素が出てくると思います。僕は適切な段階で適切な説明をしてくれ、個人的に納得をして治療できる事を重視しました。

 

ちなみにセカンドオピニオン

セカンドオピニオンについては、せっかくだから興味本位でやっておいても良かったかな。という感じで今過去を振り返ってるのですが、僕は当初からあまりやるつもりはありませんでした。

というのも、素人ながら自分の病気について調べたところ、病気の特性からして診断や治療が病院単位で劇的に変わるようなものでもなさそうだったからです。患部の生検もしてたので、病気の種別もはっきりしていたし、わざわざセカンドオピニオンやる意味なさそうと判断しました。前述の通り、通院治療しやすさで別病院を紹介してもいいとまで言われてたのも、やらないと判断した根拠のひとつとなります。

どういう場合にセカンドオピニオンすべきかは経験がなく言及は難しいところですが、自分が納得するために必要と考えれば迷わずした方がいいでしょう。

 

まぁ、とりあえずここまで

次回からは細かい患者としてのノウハウやテクニックを纏めて残していきたい。

 

以上

本を読む エラスティックリーダーシップ

読んだ本

エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方

エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方

 

読みたいと思ったきっかけ

入社数年が経ち、なんとなく役職もついてしまい、それに伴いリーダー的な仕事をする事が増加してしまった。先輩などからは「見て盗め」などと有用なアドバイスを頂くこともあるが、手近に常に私に最適な見本がいるわけでないし、そうじゃなくない?という違和感があり、世間の知見を取り入れる必要があるだろうと、リーダーシップ的な本を何冊か買ってみた。

まだリーダーシップ系の本の積読が何冊かあると考えるとダルいので、脳に直接ダウンロードしたい。

ちなみに私の職業や背景についてはあまり考えてはいけない。

 

読んだ結果

とても素晴らしいリーダーシップの本。きちんとした書評は、書名ググればはてなブックマークで読者撃墜マークが多数ついたものが見つかるため、それを読むといい。まともなほとんどの人間に於いて、このブログ記事で意味があるのはここまでだ。

もし暇であったりギガが余ってたりするならば、書名を検索欄に入れる前に下にスクロールしてほしい。

 

この本は基本的にIT業界の中でのリーダーシップの話を例に話が展開しているが、他業種でもたぶんまあまあ問題なく読めるし、理解し適用できる(例については知識がないと読みづらいかも)様な本となる。光り輝くリーダーから、しゃらくさいリーダーまで皆にオススメとまで個人的には言っていい感じがしている。

内容としては、チームのモード合わせてリーダーの形態を変化させる必要があり、チームのモードは刻々と変化するので、リーダーの振る舞いも合わせて変更がいる。リーダーはなるべくチームが自己組織化するようにリスクを取っていけ。と言った内容となっている。

 

序盤は著者が編み出したリーダーとしてのワザの考え方の話で、理論について誰もが訳知り顔になった所に、IT界の様々な立場のメンツ(その他業界の方からは馴染みがないキャラクターかもしれないが、並んでる名前の多くはパワーのある人間と考えていい。)の経験によるエッセイが始まるため、訳知り顔で終わることなく実際どう取り入れるべきかを考えながら、安心して読み進める事ができる。

また、いくつかのエッセイではチームが上手くいくケースであったり、いくつかの実際は上手くいってなかったことへの懺悔であるが、この本で実践すべきとされているワザをベースとした著者の突っ込みが入るため、読者もケーススタディ追体験する事ができる。エクササイズもついている。

 

多くの日本人がそうであるように、伝統的な方法で仕事を執り行う日本企業の労働者であり、ガラスの仮面を読んで培った演技力でリーダーを演じている私も、この本で示されるサバイバルモードでのリーダーを行った経験がある。

当時を思い出しながら、そこから抜け出せないリーダー自らがボトルネックとなった部分などは、あるある〜と共感的なんちゃらのように恥じいってしまった。当時の仲間には面目ない。

未経験者が読むのもいいが、経験者が自ら陶酔しながらやってきた、あるいは自ら陶酔しないとやってられなかった、「あの」炎上プロジェクト(あの…は各自記憶から引きずり出して欲しい。)を思い出しながら、あの時こうしていればどうだったんだろうとか、次回はこうしようという心持ちで読む方が、効果的に学習(後悔)出来るだろう。

 

ひとつ、この本では読者が全てのエッセイを読みきるために、最後のエッセイに達した時、一度冷静な視点を与えられることになる。そして何のためにこの本を手に取ったのか反芻し、冷えた頭でどうして行くかを再度自分で考える必要がある事を強く認識する。

 

最後に

よくある話だけれど、プロジェクトが始まる毎に契約による儀式により召喚された他社の新しいメンツでチームが組成されるため、自己組織化モードなど夢のまた夢となる。何もしなければ学習モードにすら片足突っ込めないままに、サバイバルモードをただサヴァイヴする事で終わりを迎えるだろう。(そのようなケースについてもエッセイで言及される。)

しかし、そのようなチームの問題は何処でも何時でも発生するが、エッセイで言及されるように皆いろいろ考えて問題を乗り越えようとする。私も乗り越えたいと考える一人だ。

 

このワザを取り入れチームを成長させるためには、多少のローカリゼーションが必要そうで、コミットメント言語はそのまま使うのは難しいかもしれない。意図を損ねない日本風の工夫がいると感じた。

 

常に自己進化が必要な日本のジャングルで生きていくには、智慧の結晶たる書籍から身近な部分を手始めに取り入れていく事が生存への第一歩だ。

 

以上